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【症例】右膝の痛みと喉のつまり(70代女性)秋の長雨をはさんだ3週間
「本丸はね、左ずっとね、長いことなんだけど」
右膝の痛みを話されながら、ご本人がぽつりとおっしゃった言葉です。70代の女性。当院には長く通われていて、最初は膝とは別のお悩みで来られていました。今は毎週水曜日に来院されています。
膝は、左に長年の痛みを抱えてこられました。9月の初めには痛みが両膝に広がり、10分から15分ほど歩くと痛みが出て、足が前に出なくなる状態でした。施術の効果は水曜から金曜ごろまでは続くものの、週末にかけて切れてくる、というお話です。
東洋医学から見た体の状態
左の股関節に硬さがありました。
体の中の余分な水を外へ出す力が落ちていて、むくみやだるさが出やすく、雨の日に調子を崩しやすい。この方の体を、そう見ています。膝の痛みと、この時期に出てきた喉のつまりは、別々の症状に見えて、根は同じところにあると考えました。
施術の経過
9月2日
痛みは膝全体、左右両側に広がっていました。効果が続く期間が短いため、週2回の通院をご提案しましたが、ご本人はこの日の施術の様子を見てから決めたい、とのことでした。階段は膝で持ち上げるのではなく、脚の後ろ側の筋肉を意識して上るようお伝えしました。
9月9日
前日から警報級の大雨が続いていた日です。
この日の訴えは右膝でした。座ると右膝の内側の上が痛み、足を伸ばすと膝のお皿の下から裏側にかけて重だるさが来る。ご本人は、長年の左をかばって右に負担をかけているのだろう、と話されていました。
あわせて、喉から胸にかけて何かが張り付いたような感じと、飲み込みにくさを訴えられました。
施術は、左を上にした横向きの姿勢で行いました。膝の周りだけでなく、体の後ろ側のライン、股関節の周り、骨盤の下まで診ています。股関節には、体の水をさばく胃の経絡が通っています。
膝を伸ばしたままだと響きが痛みに変わるため、膝の下に枕を入れて、少し曲げた角度に整えました。響きは足の外側、首から脇、右の肩甲骨の上へと、離れたところまで広がっていきました。
当初は、秋の長雨の影響だけだと考えていました。痛む場所をたどるうちに、股関節の関わりがはっきりしてきた、というのがこの日の見立てです。
終わってから確かめると、膝は楽になり、飲み込みも楽になったと話されました。この日の施術の様子は、動画(Instagram)でもご覧いただけます。
9月16日
膝は「だいぶ楽にはなってきました」とのこと。ただ、右をかばったぶん左を使いすぎて、この日は左のほうが痛む状態でした。喉の張り付くような感じは「まだ残ってますね」。天気が崩れてから、余計に気になるそうです。
寒暖差からくる風邪の兆しが出ていました。この日は風邪への施術を優先し、体を冷やさないようお伝えしました。
施術中のご本人の言葉
「本丸はね、左ずっとね、長いことなんだけど」
「この辺からこの辺までペタって、なんか膜が張ってるみたい」
「うん。飲み込みもね、楽になりました」
「だいぶ楽にはなってきました」
同じようなお悩みをお持ちの方へ
雨が続くと膝が重い、喉や胸のあたりがすっきりしない。そうした不調は、痛む場所だけを見ていても分からないことがあります。
この方も、膝が楽になった一方で反対の膝に負担が移り、喉の違和感はまだ残っています。一度で終わる話ではありません。それでも、体がどこでつかえているかが見えてくると、施術の手の入れどころも変わってきます。
長く続く膝の痛みや、天気に左右される不調でお困りでしたら、一度ご相談ください。
関連リンク
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※症例は個人の経過であり、効果を保証するものではありません。
この症例に近いお悩みをお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。