最新のお知らせ
【コラム】耳鼻科で「異常なし」。それでも続くめまい・耳鳴りを、東洋医学はこう見る
こんにちは、健美堂の松田です。
めまいや耳鳴りで耳鼻科を受診し、検査を受けたのに「特に異常はありません」と言われた——。
ほっとする反面、「では、この症状は何なのか」と、かえって行き場を失ったように感じた方も多いのではないでしょうか。
「異常なし」は「気のせい」ではありません
まずお伝えしたいのは、検査で異常がなくても、あなたの感じているふらつきや耳鳴りは実際にそこにある、ということです。
病院の検査が調べているのは、主に耳や脳に「病気」が隠れていないかどうか。これはとても大切な確認で、回転の強いめまいを繰り返す、突然聞こえが悪くなった、ろれつが回らない・手足がしびれるといった場合は、まず医療機関の受診が最優先です。
そのうえで——「病気は見つからなかった。でも症状は続いている」。ここから先が、東洋医学の出番だと私は考えています。
東洋医学は、耳を「全身の続き」として見ます
東洋医学では、耳の症状を耳だけの問題とは考えません。
古くから「耳は腎と深くつながる」とされ、体をめぐる気・血・水(すいぶん)の状態が、耳の聞こえや平衡感覚にも現れると見てきました。
つまり、めまいや耳鳴りは「耳の故障」ではなく、体全体のバランスの乱れが、たまたま耳という場所に出ているサイン——そう捉え直すと、検査に映らなかった理由も見えてきます。
背景には、その人ごとの「タイプ」があります

例えば、こんな背景がよく見られます。
- めぐりの滞り——ストレスや緊張が続き、気の流れがつかえて、耳の周りが張りつめているタイプ
- 養いの不足——疲れや睡眠不足で、耳を養うための気や血が足りていないタイプ
- 水はけの低下——体の水分代謝が落ち、余分な水がふわふわ感を生んでいるタイプ
同じ「めまい」「耳鳴り」でも、背景が違えば、整え方も変わります。健美堂では脈診・舌診でその方の背景を見立て、体全体から調えていきます。
今日からできること
ひとつだけ挙げるなら、耳の後ろのくぼみのあたりを温めることをおすすめします。蒸しタオルを首の付け根から耳の後ろに当てて、じんわり温める。めぐりの滞りタイプの方は、これだけで少し楽になることがあります。
そしてもうひとつは、睡眠を削らないこと。耳は「養い」にとても敏感な場所です。
おわりに
「検査では異常なし。でもつらい」——その状態には、東洋医学から見ると、たいてい何かしらの背景があります。
めまい・耳鳴りの詳しい見立ては、めまいのページと耳鳴り・難聴のページにまとめています。気になることがあれば、ご相談ください。