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【症例】20代女性/チョコレートのう腫の手術後、体外受精の1回目の移植で妊娠|移植前の約2週間、週2回の鍼灸で体を整えた経過
- 子宮内膜症・チョコレートのう腫の手術から2週間後に来院
- 体外受精の移植を控え、凍結胚は2つ(チャンスは2回)
- 移植までの約2週間、週2回・計5回の施術
- 1回目の移植で妊娠
「移植までに、自分でできることをしておきたい」
20代後半の女性。1年ほど前から、右の下腹部に痛みが続いていた。婦人科で、子宮内膜症による卵巣のチョコレートのう腫と診断された。
ジエノゲストで月経を止め、痛みにはロキソニンやカロナールを使う。そうした治療を続けながら、鍼灸や水素療法なども試してきた。それでものう腫は大きくなり、腹腔鏡の手術を受けることになった。今後また手術が必要になる可能性も考えて、内膜はすべては取らず、癒着していた部分だけをはがす手術だったという。
体外受精はすでに進めていて、凍結している胚は2つ。チャンスは2回。手術から回復したら、移植に進む予定だった。
来院されたのは、手術からおよそ2週間後。「移植に向けて、少しでも体を整えておきたい」というのが来院の理由だった。
手術のあとは体力が落ちていて、立ち上がったときにくらっとすることがある。お腹の冷えも気になっている。食欲はしっかりあり、甘いものや果物が好きで、間食もするとのことだった。
鍼灸は以前にも受けたことがあった。ただ、脈やお腹を診て体質から整えていく伝統鍼灸は、今回が初めてだった。
東洋医学の視点——お腹の真ん中に、滞りがあった
お腹を診ると、右の脇腹に張りがあった。ご本人も、以前に同じ場所を指摘されたことがあるという。さらに、左の脇腹のあたりを押すと、はっきりとした痛みがあった。
東洋医学では、右の脇腹は血の巡りや気持ちの張りと、左の脇腹は胃腸の働きと関わりが深いと考える。その両方に反応が出ていたことから、お腹の真ん中、つまり食べたものから気血をつくり、全身に巡らせる働きのところに滞りがあると見立てた。下腹部の血の巡りの悪さも、ここから来ていると考えた。
もうひとつ気をつけたのは、手術のあとで体の土台の力がまだ戻りきっていないことだった。こういう時期に強い刺激を入れると、かえって体が疲れてしまう。最初は刺激量を抑えたやわらかい鍼から始め、傷の位置を確認しながら施術した。
施術の経過——移植まで、週2回のペースで
移植の予定日まで、週2回のペースで通っていただいた。
1〜2回目:お腹の真ん中の滞りをほどき、巡りを整えることを中心に施術した。
3回目:体を診ると、かぜをひきかけている気配があった。ご本人に自覚はない。移植を控えたこの時期に体調を崩すわけにはいかない。この日は、体が外からの影響をはね返す力、いわば抵抗力を立て直すことを優先した。
4回目:お腹が張り、額から頭の横にかけて頭痛が出ていた。右下腹部の痛みも、いつもの場所に出ていた。
5回目:頭痛は治まっていた。病院の検査で子宮の内膜の厚さが良いと言われ、移植が当初の予定より早まったと教えてくださった。右下腹部の痛みは、この日もまだ残っていた。
痛みが消えたわけではなかった。ただ、限られた期間の中で、移植に向けた体の準備は進んでいたと思う。
その2日後に移植。1回目の移植で、妊娠が確認された。
しばらくして、お電話でご報告をいただいた。つわりで大変な時期に入っていたので、まずは無理をせず、ご自身とお腹の赤ちゃんを第一に過ごしていただくようお伝えした。
患者さまの声
「鍼をしてもらったおかげだと思います。体調が落ち着きましたら、また連絡させていただきます。」
ご報告のあと、メッセージでいただいた言葉です。
子宮内膜症・チョコレートのう腫で、移植を控えている方へ
移植の結果には、病院での治療や胚の状態など、多くのことが関わっています。鍼灸が妊娠を約束するものではありません。
それでも、手術のあとで体力が落ちている時期や、移植までの時間が限られている時期にも、体の土台を整えるためにできることはあります。この方の場合は、手術から2週間後に始めて、移植まで約2週間・5回の施術でした。
健美堂では、脈やお腹の状態を診て、その時の体に合わせて施術を組み立てます。病院での治療と並行して受けていただけます。
不妊・妊活でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
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※症例は個人の経過であり、効果を保証するものではありません。
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