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【症例】男性不妊を鍼灸で改善|精液検査で数値低下を指摘された30代男性の4ヶ月

2026.04.15

男性不妊に鍼灸で取り組んだ30代男性。精液検査の数値改善までの4ヶ月間

来院時の状態|男性不妊の診断を受けて

男性不妊と診断された30代男性が、鍼灸治療による体質改善を目的に来院されました。妻が先に検査を受け問題がなかったため、自分も精液検査を受けたところ、運動率が35%と基準を下回っていた。クリニックでは人工授精か体外受精を検討するよう説明を受けた。

IT企業でシステムエンジニアとして働いており、一日の大半をモニターの前で過ごす。納期前は帰宅が深夜になることも多く、睡眠は5時間を切る日が続いていた。目の奥の疲れや集中力の低下も自覚しており、こうした状態が長く続いていた。

「妻に申し訳ない気持ちが先に立ちました。自分に何かできることはないかと思って調べているうちに、鍼灸という選択肢を知りました」

男性不妊に対する東洋医学の視点

脈や腰まわりの反応を確認すると、疲労が抜けきらず回復力が落ちている状態が続いていました。足元の冷えと頭ののぼせが同時に見られ、全身の巡りが上下でアンバランスになっている印象でした。

長時間のデスクワークと眼の酷使が続くと、体の回復に必要な力が消耗されやすくなります。この方の場合、そうした負担が積み重なり、生殖機能にも影響が及んでいると考えました。男性不妊の背景には、こうした慢性的な疲労や血流の滞りが関係していることが少なくありません。

鍼灸施術では、腰部を中心に下半身への血流を促す方針としました。数値だけでなく体の反応を確認しながら、方針を調整していきました。

鍼灸治療の経過

1ヶ月目

週1回のペースで鍼灸通院を開始。最初の数回は「施術後にやたら眠くなる」とのこと。夜中に目が覚める回数が減り、朝の足の冷えが和らいできたと話されていました。

腰まわりの張りは残っているものの、範囲がやや狭くなってきた印象がありました。

2ヶ月目

6週目に精液検査を受けたところ、運動率が35%から42%に上昇。ただ、この頃に仕事のプロジェクトが佳境に入り、2週間ほど鍼灸通院が途切れました。

その後の検査では38%に戻っており、本人も「やっぱり続けないとダメなんですね」と苦笑いされていました。この変化からも、継続的な鍼灸施術が数値に影響していることが確認できました。

3〜4ヶ月目|男性不妊改善への継続

鍼灸通院を再開し、週1回のペースを維持。食事についても相談があり、冷たい飲み物を減らすこと、夕食には温かい汁物を取り入れることをお伝えしました。

4ヶ月目の検査で運動率48%を確認。基準値を上回る結果となりました。腰まわりの張りもほぼ気にならなくなり、「以前より疲れにくくなった」と話されていました。

その後、クリニックでの治療と並行しながらタイミングを取り、妊娠が確認されたとの報告をいただきました。

患者さまの声

「最初は正直、鍼灸で何が変わるのかと思っていました。でも続けているうちに、数値だけでなく体全体が楽になっていく感覚がありました。

途中で通院が途切れて数値が戻ったときは焦りましたが、逆にちゃんと効いているんだと実感できました。」

男性不妊でお悩みの方へ

男性不妊は、検査を受けるまで自覚症状がないことがほとんどです。結果を知ったときのショックは大きいと思います。

精液検査の結果は値のばらつきが大きく、数値に一喜一憂する必要はないとされています(こども家庭庁:男性不妊について)。今の数値がずっと続くわけではありません。生活習慣や体のコンディションを整えることで、変化が生まれる可能性はあります。

鍼灸は薬を使わずに体の働きを整える方法です。男性不妊に対しても、体質改善という観点からアプローチできます。「自分にできることをやってみたい」という方は、一度ご相談ください。

当院での男性不妊に対する鍼灸アプローチ

男性不妊に対する鍼灸施術では、主に以下のようなポイントを重視しています。

まず、腰部や下腹部への血流改善です。長時間の座位姿勢やストレスによって骨盤周囲の血流が滞ると、精巣への栄養供給にも影響が及ぶと考えられています。鍼灸では、腰部や仙骨周囲のツボを用いて、この部位の血流を促進します。

次に、全身の疲労回復です。慢性的な疲労は自律神経のバランスを崩し、ホルモン分泌にも影響を与えます。鍼灸施術後に「よく眠れるようになった」「疲れが取れやすくなった」という声が多いのは、自律神経のバランスが整うことで、体本来の回復力が発揮されるようになるためです。

また、ストレスケアも重要な要素です。男性不妊の治療は精神的な負担も大きく、そのストレス自体が悪循環を生むことがあります。鍼灸にはリラックス効果があり、心身両面からのサポートが可能です。

男性不妊と鍼灸治療について

男性不妊の原因は多岐にわたりますが、精子の運動率や濃度の低下は生活習慣やストレス、血流の滞りと関連していることが多いとされています。鍼灸治療では、これらの要因に対してアプローチすることで、体全体のバランスを整えていきます。

当院では、男性不妊でお悩みの方に対して、まず詳しくお話を伺い、脈診や舌診東洋医学的な診察を行います。その上で、お一人おひとりの体質や生活環境に合わせた鍼灸施術を提案しています。

鍼灸は西洋医学の不妊治療と併用することも可能です。病院での治療を続けながら、体質改善のために鍼灸を取り入れる方も少なくありません。「できることは全部やりたい」という気持ちに、鍼灸という選択肢でお応えできればと思います。

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