最新のお知らせ
【季節の養生】春分を過ぎると、なぜ体がざわつくのか。
こんにちは、健美堂の松田です。
昨日、春分を迎えました。
昼と夜の長さがほぼ等しくなり、本格的な春が始まる節気です。
桜の便りも聞こえはじめるこの時期、
「なんとなく眠れない」「理由もなくイライラする」「目が疲れやすい」
という声が、院でも増えてきます。
体の変化に、心あたりはありますか。
春分は「肝」の気が動き出す節気
東洋医学では、春は「肝(かん)」と深く関わる季節とされています。
「肝」とは、西洋医学でいう肝臓とは少し異なる概念です。
気や血の流れを調整し、感情・自律神経・目・筋肉と広くつながる機能系統のこと。
簡単にいえば、体の「巡り」と「情緒」のコントロール役です。
春分を境に、自然界では陽の気が一気に強まります。
それに連動して体内の「肝気(かんき)」も上昇し始める。
これ自体は自然な変化です。
ただ、この気の上昇が「のぼりすぎる」と、困ったことが起きてきます。
「肝気が高ぶる」と、体にどう出るか
- 夜、なかなか寝付けない。または夢が多い
- イライラしやすくなる。小さなことが気になる
- 頭や目の奥が重い
- 首・肩が張ってくる
- 生理前の不調(生理痛、周期の乱れ)が出やすくなる
花粉症の症状(目のかゆみ・充血)も、東洋医学的には「肝」の乱れと無縁ではありません。
これだけ並べると多く聞こえますが、
根っこは「肝気が上に偏りすぎている」という一点です。
逆に言えば、この「のぼりすぎ」を整えることが、春の養生の核心です。
春分のセルフケア——太衝を押す、酸味を摂る
太衝(たいしょう)を押す
太衝は、肝に直接アプローチできるツボです。
場所:足の甲、親指と人差し指の骨が合わさるあたりのくぼみ
イライラしているとき、目が疲れたとき、眠れない夜の前に、
3〜5秒ほどじんわり押して離す。
痛気持ちいいくらいの圧が目安です。
このツボだけ、春の間は意識して続けてみてください。
酸味のあるものを少し摂る
東洋医学では、酸味は肝を養うとされています。
レモン・梅・酢・いちごなど、春の食卓に自然と並ぶものが多い。
「積極的にたくさん食べる」というより、
「毎日少し、酸味を意識する」くらいで十分です。
頑張りすぎないことも、春の養生
春は体も気持ちも「動きたい」方向に向かいます。
その勢いに乗るのはよいことですが、
「頑張れる気がする」=「何でもできる」ではない、ということも。
冬から春へ、体はまだ切り替えの途中です。
夜11時頃には横になる習慣を守ること。
これが、「肝」の気を静めるいちばん地味で確かなケアです。
▶ 関連:自律神経・不眠の症状についてはこちら
貝塚・岸和田周辺でも、この時期「なんとなく調子が上がらない」という方が増えます。
気になることがあれば、ご相談ください。