鍼灸治療院 健美堂

ネット予約 ネット
予約
お問い
合わせ
お問い合わせ
お電話
072-474-0366

最新のお知らせ

ホーム » ニュース » ブログ » 季節の養生 » 【季節の養生】春分を過ぎると、なぜ体がざわつくのか。

【季節の養生】春分を過ぎると、なぜ体がざわつくのか。

2026.03.21

こんにちは、健美堂の松田です。

昨日、春分を迎えました。
昼と夜の長さがほぼ等しくなり、本格的な春が始まる節気です。

桜の便りも聞こえはじめるこの時期、
「なんとなく眠れない」「理由もなくイライラする」「目が疲れやすい」
という声が、院でも増えてきます。

体の変化に、心あたりはありますか。


春分は「肝」の気が動き出す節気

東洋医学では、春は「肝(かん)」と深く関わる季節とされています。

「肝」とは、西洋医学でいう肝臓とは少し異なる概念です。
気や血の流れを調整し、感情・自律神経・目・筋肉と広くつながる機能系統のこと。
簡単にいえば、体の「巡り」と「情緒」のコントロール役です。

春分を境に、自然界では陽の気が一気に強まります。
それに連動して体内の「肝気(かんき)」も上昇し始める。

これ自体は自然な変化です。
ただ、この気の上昇が「のぼりすぎる」と、困ったことが起きてきます。


「肝気が高ぶる」と、体にどう出るか

  • 夜、なかなか寝付けない。または夢が多い
  • イライラしやすくなる。小さなことが気になる
  • 頭や目の奥が重い
  • 首・肩が張ってくる
  • 生理前の不調(生理痛、周期の乱れ)が出やすくなる

花粉症の症状(目のかゆみ・充血)も、東洋医学的には「肝」の乱れと無縁ではありません。

これだけ並べると多く聞こえますが、
根っこは「肝気が上に偏りすぎている」という一点です。

逆に言えば、この「のぼりすぎ」を整えることが、春の養生の核心です。


春分のセルフケア——太衝を押す、酸味を摂る

太衝(たいしょう)を押す

太衝は、肝に直接アプローチできるツボです。

場所:足の甲、親指と人差し指の骨が合わさるあたりのくぼみ

イライラしているとき、目が疲れたとき、眠れない夜の前に、
3〜5秒ほどじんわり押して離す。
痛気持ちいいくらいの圧が目安です。

このツボだけ、春の間は意識して続けてみてください。

酸味のあるものを少し摂る

東洋医学では、酸味は肝を養うとされています。
レモン・梅・酢・いちごなど、春の食卓に自然と並ぶものが多い。

「積極的にたくさん食べる」というより、
「毎日少し、酸味を意識する」くらいで十分です。


頑張りすぎないことも、春の養生

春は体も気持ちも「動きたい」方向に向かいます。
その勢いに乗るのはよいことですが、
「頑張れる気がする」=「何でもできる」ではない、ということも。

冬から春へ、体はまだ切り替えの途中です。
夜11時頃には横になる習慣を守ること。
これが、「肝」の気を静めるいちばん地味で確かなケアです。

▶ 関連:自律神経・不眠の症状についてはこちら

貝塚・岸和田周辺でも、この時期「なんとなく調子が上がらない」という方が増えます。
気になることがあれば、ご相談ください。

2026© 鍼灸治療院 健美堂 All Rights Reserved.