最新の症例紹介
【症例】毎週ロキソニンを飲んでいた40代女性の慢性頭痛が落ち着くまでの3ヶ月
来院時の状態
Kさん/40代女性/会社員(経理職)
「頭痛と肩こりがひどくて、もう何年もロキソニンが手放せない状態です」
そう話しながら来院されたのは、貝塚市内にお住まいのKさんでした。経理の仕事柄、一日中パソコンに向かっています。午後になると後頭部から首にかけてじわじわと締め付けられるような痛みが始まり、ひどい日は光がまぶしく感じられる。頭痛外来で「緊張型頭痛」と診断を受け、処方薬を飲んでいたものの、飲むたびに胃が荒れることも悩みのひとつでした。
「週に2〜3回は薬を飲んでいます。このままではまずいと思っているんですが…」
鍼灸は初めての経験。「なんとなく怖い」というイメージもあったそうです。
東洋医学の視点から
初診時、脈を診ると全体的にやや細く、力のない印象でした。舌は淡く、苔は薄白。
首から肩にかけての筋肉は全体的に硬く、特に後頭部の付け根のあたりに強い緊張がありました。触れると「そこです、そこが痛い」と言われるほどでした。
東洋医学では、こうした状態を「気血(きけつ)が十分に届いていない」と捉えます。体を動かす力(気)と体を養う血(けつ)がともに不足し、頭部に十分な栄養が届きにくくなっている——そのような体の状態が頭痛として現れていると考えました。
Kさんには「頭だけの問題ではなく、首・肩・背中、さらには胃腸の状態まで関係していることがあります」とお伝えしました。最初は少し意外そうな顔をされていましたが、「確かに最近、お腹の調子もよくないんです」と話してくれました。
施術の経過
1〜2回目(1週目・2週目)
初回の施術後、「首がすっと軽くなった」と言っていただけました。2回目の来院時には「その日の夜は薬を飲まずに眠れた」という報告がありました。
手応えを感じていましたが、3日ほどすると痛みが戻ってしまったとのこと。「焦らず、体を少しずつ変えていく過程ですよ」とお伝えしました。
3〜5回目(2〜3週目)
少しずつ薬を飲む回数が減ってきました。「週3回が週1回くらいになってきた気がします」と。
ただ、この頃に年度末の業務が重なり、残業が続きました。久しぶりに頭痛がひどくなる日が続いた週があり、Kさん自身もかなり落ち込んでいました。「やっぱり仕事が忙しいと戻っちゃうんですね…」と少し暗い顔で来院されたことがあります。
施術中、背中全体の緊張がいつもより強く、呼吸も浅めでした。この日はとくに腹部の経穴(ツボ)を丁寧に施術し、体の中から落ち着かせることを意識しました。帰り際には「なんかふっと楽になった気がします」と言っていただけました。
6〜8回目(6〜8週目)
薬を使わない日が増え、「先週は一回も飲まなかったです」という報告がありました。頭痛が起きても、以前ほど長引かなくなってきたとのこと。
肩と首の筋肉も、手で触れると以前より柔らかさが出てきていました。
9〜12回目(2〜3ヶ月目)
月に1〜2回程度の頭痛はあるものの、「薬なしで様子を見てみたら、そのうちおさまるようになってきた」と話してくれました。
3ヶ月が経過した頃には、「頭痛のことをほとんど考えずに過ごせる日が増えました」との言葉をいただきました。
患者さまの声
「最初は鍼って怖いイメージがあったんですが、全然痛くなくて、むしろ気持ちよかったです。途中で仕事が忙しくなってまた悪くなったときは、もう無理かなって思いました。でも先生に『それは体が変わろうとしているときに起きやすい』と言ってもらって、続けようと思えました。今は朝起きたときに頭が重くない日が普通になってきて、自分でもびっくりしています。薬に頼らない体にしていきたいと思っています。」
同じ悩みをお持ちの方へ
慢性的な頭痛は、「体質だから仕方ない」と思っていませんか。
薬で痛みを抑えることはできても、何年も続く頭痛には、体の根本的な状態を整えることが必要な場合があります。
東洋医学では、頭痛の「場所」や「性質」、脈や舌の状態から、あなたの体がどのような状態にあるかを丁寧に診ていきます。首や肩だけでなく、消化器や自律神経の状態まで含めて、体全体を整えていく治療です。
すぐに劇的な変化があるわけではありませんが、時間をかけて丁寧に体を整えることで、痛みに振り回されない毎日を取り戻していくことができます。
慢性的な頭痛でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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